今回の旅もあっという間に終盤に突入
朝起きてコーヒーが飲みたいのですが、ベトナムのコーヒーが甘かったりエスプレッソ並みに苦かったりとなかなか好みのコーヒーに出会えてません
旅行者向けのチェーン店ならアメリカーノあるかなと思いホテル近くの有名カフェ【Cộng Cà Phê】へ
Cộng Cà Phê(コン•カフェ)はベトナム語のコンは「共に」という意味で、ベトナム南北が統一される以前の古い時代をコンセプトにしているカフェです。ベトナムは社会主義共和国なので「共に」という言葉はとても大きな意味を持っているようです。店内は赤と緑のカラーに統一されておりレトロな建具が使用されていてとても落ち着いた雰囲気。昨年韓国でも立ち寄りましたが日本にはありません。

2階の窓際でゆったりとした時間を過ごさせていただきました
この日はこの旅最後の宿への移動日です。約一キロ離れた場所へ徒歩で移動




今回の旅で出会った一番の子かも知れません。可愛すぎ。


宿へ行く途中でビタミン足りてなさそうなんでライチみたいなフルーツをゲット
なんとか宿を見つけたのですがレセプションらしき入口も見つかりません。看板が出ているので間違い無いのですが、そこには少し古めかしい食堂しかない。もしかして食堂の上が宿になっているのか。恐る恐る食堂の女性に話しかけるもベトナム語で何を言っているのか分からない。何やら上の階にいるらしき人を大声で呼んでいる。すると上から若い男の子が降りてきて上の階へ案内してくれることに。
最悪だ。予約サイトの写真には確かに外見の写真はなく、部屋の写真の雰囲気だけで予約してしまった。結構年季の入った食堂なのでGとか虫とか出るんじゃないか・・・
案内された部屋はとても広く、リノベーションされていて写真の通り綺麗な部屋。ベランダを出て別部屋にはトイレと東南アジアでは珍しい浴槽のあるお風呂もある。想像とは違ったロケーションだけどせっかく予約したのでしょうがないかと思っていたらベランダはいまいち掃除が行き届いてなく散らかっている。なんだかなぁと思ってソファーに座っていると、なんと!テーブルの下に多数の小さな虫が行列をなして進行しているではないですか!これはヤバい!家ダニなのか、これが旅人を悩ます南京虫という奴なのか分からないけどとにかくありえないほどの虫の大群。
軽くパニック状態に陥った僕はこの虫の大群を駆除してやろうと思い、テーブルを一旦ベランダへ出そうとしたその矢先、テーブルの天板が外れ、ガラスの天板はベランダへ落ちて木っ端微塵。
最悪だ・・・
しばらく放心状態に陥ってましたが、とりあえず宿のスタッフを呼び状況説明。若い宿のスタッフは何やらオーナーらしき人と電話で話している。かなりの賠償額を請求されるのではないか・・・
英語が全く通じなかったので翻訳アプリを使いながら賠償額を提示してもらう。翻訳アプリで彼が提示してきた金額はなんと100万というではないですか。
おかしい・・・
いくらなんでもありえないと思っていたらベトナム通貨のVND(ベトナムドン)で1000.000VND
日本円にして約¥6000
思っていた以上に安くて一安心。更に虫が多くてこの部屋には泊まれないから予約をキャンセルして欲しいと伝えるとキャンセル料もいらないし大丈夫とのこと。良かったー!快くキャンセルを受け入れたスッタフに思わず感謝の抱擁してしまいました。
難を逃れたは良いけどいきなり宿無し状態になりどうしようかなと。近くにあった中華系の綺麗なホテルを発見したのでエントランスを潜り値段を聞いてみることに。提示された金額は少し予算オーバーだなと思ったのでダメ元で値段交渉してみるとあっさりプライスダウンしてくれたので即決して寝床をゲット。
トラブル後だったので狭い部屋でしたが清潔感もあり大満足。予約サイトなんかは当然良いところしか写真に載せてないし、プライスも高め。なので今回の教訓を活かし次回の旅からは前もってGOOGLE MAPである程度下調べして直接宿に足を運び値段交渉することに決めました。やっぱり自分も目で見て確かめないと安心できないなと。良い教訓を得ました。
気を取りなをして食事へ向かいます

街の中心にあるホアンキエム湖を通り過ぎて適当な食堂を探す。良い感じのベトナム料理店があったのでここで食事をとることに。


牛肉のフライドライスと大好物の揚げ春巻き。日本で食べるような片栗粉や小麦粉で揚げた春巻きではなくライスペーパーを巻いて揚げているのでサクサクあっさりで本当に美味い。ここのお店はメニューも豊富で他にも気になる料理がたくさん。かなり気に入ってこのお店にはこの日以降、計三回通いました。

この椎茸のソースが美味でした。
食事も済ませ街を散策。いまだにベトナムでは買付できていなかったのでなんとか買付したい。
このハノイの街は通りによって同じような業種のお店が並んでいます。例えば金物屋はこの通り、竹細工が売っているのはこの通り、と言った具合。土産物が並ぶ通りなどもあるのですが、どこにでもありそうなものしかないし、どのお店にも同じようなものしか売ってない。これでは個人的な土産物にはなるけど商品にはなり得ない。何もないのかなとしつこく練り歩いていると少し雰囲気の違う通りを発見。
その通りはベトナム北部、中国との国境近くにあるラオカイ省のサパという街の工芸品が集まった通りを発見。ベトナムには54もの少数民族が住んでいると言われていて、そのうちのほとんどがサパに住んでいるそう。昨年YOUTHでも取り扱っているPARADAISEのデザイナー、ピンシャオがとても美しい街なので是非行ってみた方が良いと教えてもらった場所。サパから車で3時間ほど離れた場所で行われているウィークエンドマーケットに行けば必ず良いものに出会えると思っていろんな資料をチェックしていました。
数あるサパのお店の中でも、伝統工芸品を現代の人々に馴染むような物作りをしているお店を発見。アクセサリーは少ないながらもこのお店で素敵なミサンガを数店購入しました。カラフルな色使いと、手にとってわかるそこら辺の土産物とは比べ物にならないクオリティ。夏の強い日差しに映えそうな素敵なカラーリングです。









ここのお店はサパの伝統工芸の技術を活かし、旅行者向けにアップデートしてサパの人々に還元するというプロジェクトで日本人が関わって出来たお店でした。素晴らしい刺繍やファブリックなどたくさんベトナムでは見かけるのですがやはり日常的ではない物が多い中、アドバイスやアイデア一つで現代的なものが生まれる素晴らしいプロジェクト。やはりサパの街にも一度足を運んでみたいという思いが強くなりました。
他にもいくつかお店を周り真鍮のブレスレットを購入。このブログを書いている時点ですでにソールドアウトで申し訳ございません。


こういう民族色の強いものも雰囲気あって好みです
翌日ハノイ市街地にあるスケートショップへ。品揃えはデッキもウェアも自社ブランドがほとんど。残念ながらコミュニケーションは取れませんでしたがショップ前はスポット多数のナイスな公園でした。


魅力的なフォルムのバンクやカーブ。しかしタイもそうだけど暑くて昼間スケーターは全く見かけませんでした。今回はノースケだったので次回は是非デッキ持参でローカルとセッションしたいです。
その後レコード屋へ行ってみるもののタイと同じくめちゃくちゃ高いので手が出ません。ビール休憩を挟みながら市街地の北側に位置するタイ湖周辺を散策して宿へ戻ります。




ハノイのシンボル、通称鮫の顎と言われホアンキエム湖が一望出来る商業施設。帰国してから取り壊しが決まったらしく見れて良かったです。



行きつけの食堂で夕食を済ませます


ベトナムの伝統的なデザートChè(チェー)。豆やフルーツ、ゼリー、タピオカで作られるデザートを買ってこの日は宿へ帰りました。
最終日
いよいよ今回の旅の最終日です。
締めくくりの朝食はもちろんフォー。

9日目ということもあり結構疲労困憊
特に何をするということもなく食後カフェでコーヒー飲んでホアンキエム湖周辺でだらだら



水売りの女性がキュートだったので写真を一緒撮らせていただきました
帰りは翌日2:05のフライトだったので待ち時間がとても長い

いつもの食堂へ。この頃になると歩きたくないし、興味は食しかありません。



まだまだ食べたいものもあったので次回ハノイに来た時に制覇しようと思います

日も落ちて屋台も並び始めます。どこもローカルや観光客で満席です。日本ではみられない光景。
ホテルに戻りタクシーをピックアップ。市街地から空港までは車で30分ほど。早めの行動を心がけます。
今回2カ国行ったのでそれぞれ違う良さが楽しめました。個人的にはタイ料理にどっぷりハマってしまいまたすぐにでもバンコクに戻りたい気分です。

次回は買付メインでまたすぐにでも旅立ちたいと思います。
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